<日本代表合宿(6日、新潟)>昨年6月のコンフェデレーションズ杯以来の日本代表復帰となったFWハーフナー・マイク(27=コルドバ)は、アギーレジャパンでの活躍で悪い流れを断ち切るつもりだ。


 初日から練習に参加したハーフナーは、全体練習後も居残りで調整。その理由を聞かれると「試合に出てないので」とクラブで2試合連続ベンチ外の境遇を自虐的に話した。さらに「活躍していないときに(代表に)よく呼ばれる。いいときはあまり呼ばれない」とグチをこぼした。


 それもそのはず。この日の練習に参加したJリーグ勢は、前日5日の試合に出た選手ばかり。同じく居残り練習を行った海外組のDF酒井高徳(23=シュツットガルト)と細貝にしても3日(日本時間4日)のリーグ戦に出場しており、この日のハーフナーは一人だけ“ベンチ外組”という肩身の狭い思いをしていたのだ。


 それだけに今回の代表戦にかける思いは強い。「こっちに来たのを前向きに考えてプラスにしていきたい。まだ立ち上げですし、いろんな選手にチャンスがあるので、しっかりアピールしたい」


 クラブでは結果を残すため「先生をつけてやるつもり」とスペイン語の習得に着手している。チームメートとのコミュニケーションが向上すれば、プレーにもプラスに働く。何より、アギーレ監督と通訳なしで話せるようになれば、指揮官の戦術理解度も格段に上がる。今回の活躍で代表定着といきたいところだ。