アギーレ監督なぜ“八百長”捜査対象になった?

2014年10月02日 16時00分

会見を終えたアギーレ監督(右)と霜田技術委員長

 サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が1日、スペイン紙で報じられた「八百長疑惑」を否定した。代表のメンバー発表会見で「私自身も記事で知った。このことに関してはまったく心配していません」と笑顔で話した。

 今回の疑惑はスペイン紙「アス」が先月26日に報道。アギーレ監督がスペインのサラゴサを率いていた2011年5月、リーグ最終節レバンテ戦に八百長の疑いがかけられた。当時のサラゴサは2部降格の危機にあり、この試合に2―1と勝って1部残留を決めた。スペイン検察庁が調査のため、アギーレ監督をはじめ両クラブの選手や幹部ら20人以上に出頭を命じている。

 捜査に協力するかの問いに指揮官は「穏やかな気持ちで仕事をしていく。状況を見守りたい」と話したが、仮に“黒”だった場合はどうなるのか。日本サッカー協会の公認選手代理人によれば「当然(指導者ライセンスの)資格停止でサッカー界から永久追放の処分を受ける。それにサッカーくじなどもかかわってくるから刑務所行きも免れない。もちろん代表監督もアウトだろう」

 ただ、同代理人は疑惑について根本的な疑問を投げかける。「一般的に八百長は選手や審判が行うものが多く、ピッチに立たない監督が絡むことは考えにくい。勝ち負けを成立させられないし、簡単に試合を操作できるものじゃない。韓国やイタリアでも八百長をやったのは選手だっただろ?」と首をかしげた。

 実際、サッカーの八百長にはPKの判定を下せる審判やGKやDFがかかわるケースが多い。そんななかで監督が捜査対象とされたのは確かに不思議だが「有名人だから名前を出されたのか、メディアに嫌われているのか。まあ、顔も悪人っぽいからじゃないのか」(同代理人)との声も…。

 日本協会の霜田正浩技術委員長(47)は「本当に何もないから。大丈夫だから」と話すが、今後が気になるところだ。