【欧州CL】欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第2節は30日(日本時間1日)に各地で行われた。F組のバルセロナ(スペイン)はパリ・サンジェルマン(フランス)に2―3で敗れ、今季初黒星。(フランス・パリ発)

 まさかの敗戦となった。前半10分にDFダビドルイス(27)に先制を許したバルセロナは、クラブのCL通算500点となるエースFWメッシ(27)のメモリアル弾ですぐに同点とし、反撃態勢を整えた。だが、前半26分にはMFベラッティ(21)のゴールで再びリードを許すと、後半9分にMFマチュイディ(27)に追加点を奪われる。1―3で迎えた後半12分にFWネイマール(22)のゴールで詰め寄ったが、あと1点届かずパリSGに敗れた。

 昨季無冠だったバルセロナは今季リーグ戦、CLなど公式戦で7戦6勝1分けと負けなし。しかもこの日の試合前まで無失点。昨季最終戦から合わせると、実に581分にわたってゴールを許さない鉄壁の守備を誇っていた。だが、この日はDF陣が崩壊。エースFWイブラヒモビッチ(32)が不在のパリSGに3失点した。

 スペイン紙「マルカ」(電子版)は「パリで絶望」、スポルト紙は「高くついたディフェンスミス」という見出しで、スタンドで観戦した元イングランド代表MFのデービッド・ベッカム氏(39)が古巣パリSGの得点場面で歓喜していたことを報じるなど、バルセロナの今季初黒星を悲観的に伝えた。

 ルイス・エンリケ監督(44)は「チーム全体のミスがあった。首位を失ったことは心配していない。それよりも早くよい感触を取り戻したい」と前を向いたが、再び連勝街道を突っ走れるか。