【サッカー情報局】

 サッカー担当記者:スイスのバーゼルに移籍したFW柿谷が窮地ですね。日本サッカー協会関係者も「次は厳しいかも」と日本代表選出は難しいかもしれません。

 デスク:2013年の東アジアカップ(韓国)で初選出されて以降、ずっと日本代表の主力として働いてきたのに、なにか理由でもあるのか?

 記者:実は、16日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)デビューとなったレアル・マドリード戦後、パウロ・ソウザ監督から「爆発的なドリブル、ラストパスを出す能力、シュート力といった特徴を出してほしかった」と苦言を呈されました。

 デスク:その試合は見たぞ。途中出場した柿谷は、チームに変化をもたらすどころか、何もできなかったな。まあ空回りというか、周囲との連係はイマイチだったよ。

 記者:移籍したばかりで、まだスタメンの座もつかめていませんし、同僚とのコンビネーションも不足。何より監督の信頼を“裏切った”現状から、今後もベンチに固定されかねないんです。

 デスク:なるほどアギーレ監督は欧州組でも試合に出ていない選手は「代表に呼ばない」って言っていたからな。しかも相手がRマドリードとはいえ、自分勝手なプレーだった印象もあるな。

 記者:そうなんです。代表指揮官は、チームのために戦える選手を求めているので、柿谷は微妙なわけです。

 デスク:でも本当はFW武藤が台頭してきたから、単にFW陣を整理するだけじゃないのか。