ドイツ1部リーグ第4節(20日=日本時間21日)、日本代表MF香川真司(25)の所属するドルトムントが、同FW岡崎慎司(28)の所属するマインツに2―0で敗れた。

 香川は見せ場なく、後半20分に交代。その直後、岡崎にゴールを決められてチームは敗れた。

 香川は「負けましたけど、もっと良くなると思っている。この負けを生かさないといけない」と前を向いたが、ドルトムントはかつてない窮地に立たされている。

 現在、ドイツ代表DFフンメルス(25)とMFロイス(25)をはじめ、MFシャヒン(26)、MFギュンドアン(23)、MFブワシュチコフスキ(28)が負傷で離脱。さらにはMFムヒタリャン(25)も、右足根骨を痛め4週間離脱することが発表された。

 当然、13日のフライブルク戦でゴールを決め、衝撃の“再デビュー”を果たした香川にかかる期待は大きい。だが、16日の欧州チャンピオンズリーグのアーセナル(イングランド)戦では足に違和感があり、ベンチで試合を見守った。この日も真価を発揮できず、万全な状態ではない。

 香川は「自分のコンディションは良くなるだろうし、プレー精度も高めないといけない。次の試合が大事になる」と巻き返しを誓ったが、苦境のチームを救えるか。