日本サッカー界活性化まで考えた緻密なアギーレ選考

2014年08月30日 11時00分

サプライズ選出された皆川佑介(手前)と松原健(顔写真)

【前園真聖 ゾノの焦点!】

 ハビエル・アギーレ監督が初めて日本代表メンバーを選考し、初代表となる選手が5人も選ばれました。就任会見で「将来性」というキーワードを話していたように、初招集組はいずれも20代前半のフレッシュな顔ぶれとなりましたが、今回の選考にはピッチ内外で指揮官の狙いがあると感じています。


 ピッチ内で言えば、積極的に若い選手を招集したのは、伸びしろを期待していると考えてのことでしょう。世間から注目される日本代表として、国際舞台を経験すれば飛躍的に成長する可能性があるためです。アギーレ監督も、あまり注目されていなかった初代表組のポテンシャルを最大限に引き出したいのではないでしょうか。


 またピッチ外でも大きな影響を与えるはずです。DF坂井やFW皆川のように、まだクラブでもレギュラーと言えない選手がA代表に選出された事実は、他のJリーガーにも代表入りのチャンスがあることを示しました。これは大きな刺激となります。特に前任のアルベルト・ザッケローニ監督時代はメンバーが固定されていて、新選手が選ばれることはまれでしたからね。


 今回の選考結果を受けて、多くの選手が日本代表を意識するようになったと思います。それが競争を生み出し、切磋琢磨することで全体のレベルも上がります。アギーレ監督が日本サッカー界の活性化まで考えた緻密な選考だったと思います。