アルジェリアリーグ悲劇の死亡事故 頭部を直撃したのはペットボトルか

2014年08月27日 11時00分

 23日(日本時間24日)にサッカーのアルジェリアリーグでJSカビリーが1―2でUSMアルジェに敗れた後に選手が死亡する事件が起き、大きな波紋が広がっている。

 英テレビ局「BBC」などによると、死亡したのはJSカビリー所属のカメルーン選手、アルベルト・エボッセさん(24)。試合に敗れピッチからロッカーに戻る際、スタンドに陣取るサポーターから投げ込まれた「石のようなもの」が頭部を直撃して、そのまま倒れこんだ。すぐに救急搬送されたが、病院で死亡が確認された。

 エボッセさんは昨季同リーグで17得点を挙げた得点王。この試合でも前半27分にPKでゴールを決めていた。クラブの公式ツイッターによると、エボッセ選手には同日、女の子が誕生したばかりだった。クラブは「殺人者は単なる一人の男を殺したのではなく、赤ん坊の父親を殺した」と犯人を激しく非難した。

 すでに同国の内務省が事件の徹底調査を指示しているが、人の頭を直撃して死に至らしめた「石のようなもの」とはいったい何なのか? いまだ明らかにされていないものの、日本サッカー協会関係者は「スタジアムに都合良く、石が落ちているとは思えないし、中身の入ったペットボトルでしょうかね」と推測。仮にペットボトルだとしたら、よほど打ちどころが悪かったとしか言いようがない。

 犯人が特定されれば殺人罪などが適用されるはず。すでにアルジェリアサッカー協会は29、30日に予定されたプロ、アマを含めた全試合の延期を発表。またアフリカサッカー連盟(CAF)のイサ・ハヤトウ会長は「暴力行為に対して、他の戒めとなるだけの制裁を科す」と発言。調査結果しだいで、今後のリーグ戦の中止や延期、国際試合への参加禁止などの重い処分もありえそうだ。