2発復帰のネイマールをメッシが祝福

2014年08月20日 07時05分

【スペイン・バルセロナ18日(日本時間19日)発】ブラジルの至宝が技ありの驚弾2発で、自らの復帰戦を6―0の勝利で飾った。スペインリーグのバルセロナは親善試合ジョアン・ガンペールカップでメキシコ王者のレオンと対戦。この試合で、ブラジルW杯で腰椎を骨折したブラジル代表FWネイマール(22)が実戦復帰し、観客を魅了するプレーを随所で発揮した。同戦では4か月の出場停止処分を受けていたウルグアイ代表FWルイス・スアレス(27)も出場した。

 W杯準々決勝(7月4日)のコロンビア戦以来、実に45日ぶりの試合となる待望の復帰戦。ネイマールが本拠地カンプノウに姿を現すと、サポーターから大歓声が沸き起こった。

 エースFWリオネル・メッシ(27)と2トップを組んでスタメン出場したネイマールは開始3分、ペナルティーエリア内でボールを受け、中央へラストパス。DFに当たり浮いたボールを、メッシが頭で押し込んだ。いきなり先制弾をアシストし、イレブンも歓喜の輪で復帰を祝福した。

 続く前半12分には、MFイニエスタからのスルーパスに瞬時に反応し、華麗なループシュートで復活弾。スタジアムのボルテージも最高潮に達した。さらに前半終了間際の44分、メッシがDFラインの裏に浮き球のパスを送ると、ネイマールが相手GKの前に足を伸ばして、ボールをコントロール。そのままGKをかわし、無人のゴールにヒールで流し込んだ。

 ネイマールは前半だけで交代したが、復帰戦で2得点1アシスト。同僚MFラキティッチは「本当に素晴らしい選手。一緒にプレーすれば、すべては簡単になるさ」と絶賛。ルイスエンリケ新監督の戦術にも適応しており、この日、W杯後の初実戦となったメッシ同様、24日のスペインリーグ開幕戦(対エルチェ)に向け不安は見当たらない。

 ネイマールはW杯後、リハビリを続けながら7月下旬にバルセロナ入り。同31日には日本の寝具メーカーとスポンサー契約を結ぶため来日し、元気な姿も見せた。8月5日にチームに合流し、13日に全体練習に参加。メディカル班から復帰の許可が出たのは前日の17日だったが、負傷の影響をまったく感じさせないパフォーマンスだった。

 また後半32分には、リバプール(イングランド)から新加入のFWスアレスが登場。W杯1次リーグのイタリア戦(6月24日)で相手DFキエリーニの左肩に噛みつき、国際サッカー連盟(FIFA)から4か月の「サッカー活動の全面禁止」を科された。スアレスは処分の軽減を求め、国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。14日に裁定が下り、練習に参加することは認められるようになった。

 サポーターからの声援を背にピッチに入ったスアレスはゴールこそなかったものの、軽快な動きを見せた。試合前には入団披露も行い「忘れられない日になった。僕に優しさを送ってくれた皆さんにどうもありがとう!」とコメント。公式戦への復帰は処分が明ける10月26日以降になる。

 ルイスエンリケ監督は「このチームのポテンシャルはすごい。特にメッシとネイマールのコネクションはとってもよかった。2人のクオリティーは高いね」。ネイマールの復帰でスペインリーグの王座奪還に大きな手応えをつかんだようだ。