アギーレ監督は守備重視でもすぐに本田、香川は外さない

2014年08月15日 11時00分

【前園真聖 ゾノの焦点】日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)の就任会見を受け、一部メディアでは、イタリアのACミランに所属するMF本田圭佑(28)やイングランドのマンチェスター・ユナイテッドMF香川真司(25)の代表不選出という報道が出ています。アギーレ監督の戦術が守備重視といわれているため「ディフェンスが苦手」な2人にとっては厳しい、という見方です。

 

 ただ、アギーレ監督は割と明確にコンセプトを話していて、コメントを総合する限りでは、ゴール前を固めて守るという意味ではなく、全員が守備の意識を高く持つことを求めているのでしょう。FWやMFの選手に「守備を求める」と言ったのも、これまで以上に前線から相手を追い込んでパスコースを限定させ、味方のカバーリングなどを徹底させるためのメッセージと言えます。

 

 確かに本田も香川も守備が得意な選手ではありません。でも非常に賢い選手です。2人ともそれぞれのクラブで守備は要求されていますし、きちんと役割も果たしています。アギーレ監督が攻撃陣に求める守備の仕事も、十分にこなせるはずです。そもそもアギーレ監督が守備を重視しているからといって、攻めを軽視しているわけではないでしょう。

 

 監督の求めるプレーができなければ、高い攻撃力を持っている本田と香川でも代表に招集されなくなる可能性もあります。しかし、現時点では、最上位にランクされている選手でしょう。9月の初陣に向けての招集は、コンディションやチーム事情の問題から見送るかもしれませんが、すぐに構想外になることはないはずです。(元日本代表MF)