Jリーグとの関係緊密化へ“アギーレ電話相談室”設置

2014年08月14日 16時00分

Jクラブとの“ホットライン”を設置するアギーレ新監督

 11日に来日した日本代表新監督のハビエル・アギーレ氏(55)が早々とチーム強化への体制づくりを進めている。まずは“ハビエル電話相談室”を設置。新監督は選手発掘のためJリーグクラブと緊密な関係の構築を目指しており、電話一本で活発に情報交換ができる環境を整える。

 

 強い日本代表をつくり上げるため、新指揮官はまずJリーグとの連携に重点を置く。Jクラブ関係者が打ち明ける。

 

「アギーレさんはできるだけ多くの選手の情報を詳細に把握したがっているようで、クラブの人間と話す機会も積極的につくるそうだ。(日本サッカー)協会のほうからも、意見や要望などがあったら、電話でもいいからいつでも言ってほしいという話があった」

 

 新監督は代表チームとJクラブをつなぐ“ホットライン”を設置しようとしているという。

 

 日本代表の監督は代表活動や視察などで常に日本と海外を行き来するため非常に多忙で、Jリーグのクラブと腰を据えて話し合う機会がなかなかない。前任のアルベルト・ザッケローニ氏(61)も強化担当者会議に顔を出すことはあっても、年に1~2回が限度だった。しかも欧州組を重用したことから、Jクラブとの間にはあつれきも生じた。

 

 当然、アギーレ監督もクラブ側と接する機会はかなり限定される。だが、Jクラブとは円滑な関係を築きたい。そこで普段から監督自ら、またはチームスタッフが率先して電話でコミュニケーションを取ろうというわけだ。

 

 しかも、就任会見では「日本には非常に良い選手が揃っている。若手の育成にも関心があるし、とにかく将来性のある選手を呼びたい」とまだ無名の選手の発掘に意欲を見せた。加えて「試合以外の時間帯もどのような行動を取るのか見る」と私生活にも踏み込んで選考の参考にする方針を示した。そうした“公約”を実現するためには、どんな小さなことでも把握しておきたいところ。

 

 たとえばJクラブから「うちの○○は最近、こんなトレーニングをしてキックの精度が上がりましたよ」「××は若いですが、ここだけの話…欧州のクラブも狙う素材です!」などと連絡(売り込み?)が入れば「Que bien!(いいねぇ~!)今度、見に行こう!」と持ち前のフットワークの軽さを見せるかもしれない。

 

 まさに“開かれた代表”。これまでは暴言癖やキレやすい性格、選手に厳しい姿勢などばかりがクローズアップされてきたが、意外と話せる指揮官のようだ。