日本サッカー協会の大仁邦弥会長(69)は11日、2015年3月末で契約が満了する日本代表のオフィシャルサプライヤー(ユニホームなど)の新契約について、最終交渉を重ねるアディダス・ジャパン社といまだ合意に至っていないことを明かした。

 総額240億円、23年3月末までの大型契約締結に向け現在は、プーマ社と競り合ったアディダス社との交渉に絞り込まれている。ところが、大仁会長は「合意? まだしてません。いろいろ調整する部分があるので」と困惑気味に話した。

 すでに「合意した」との報道もあるなか「競合他社はいないはず? そうですけど、まだまとまっていないですから。それはわかりません」(大仁会長)

 本来なら5月中にも契約締結の予定だったが、金銭面などで大きな隔たりがあるようで「別に期限を設けているわけではないので、じっくりとやっていきたい。合意すればみなさんにもお伝えします」と話した。その日までしばらく時間がかかりそうだ。(金額は推定)