アギーレ新監督 欧州関係者に「決勝に進出できる」と豪語

2014年08月11日 11時00分

 日本代表の新監督に決定したハビエル・アギーレ氏(55)が究極の目標を掲げている。メキシコ出身のアギーレ新監督は11日に来日して就任会見を行う。まずは2018年W杯ロシア大会でベスト8進出を目指すが、“本音”は違う。日本代表を徹底分析した結果、「決勝に進出できる」と豪語しているという。新指揮官は本気なのか? それとも単なるビッグマウスなのか――。

 

 

 7月29日付のスペイン紙「マルカ」に掲載されたインタビューでは、アギーレ氏はロシアW杯での目標をベスト8に設定した。「決定的な(本大会の)3~4試合になる。それが日本で最後の仕事になる」と意気込みを語っている。ところが、これは“本音”ではなかった。


 欧州クラブに在籍経験のあるJクラブ関係者によれば「アギーレは(欧州の)指導者仲間に『日本代表の監督としてW杯のファイナリストになる』と豪語している。日本の選手のプレーは映像でかなり見ていて、それなりに手ごたえをつかんでいるのかもしれない」


 アギーレ氏はメキシコ代表選手として、自国開催の1986年W杯に出場。94年米国W杯にはメキシコ代表コーチで参加し、02年日韓W杯、10年南アフリカW杯では同代表監督を務めた。合計4度のW杯経験で、サッカー世界一を決める戦いがいかに厳しく、難しいかを熟知している。


 そのうえで、欧州で活躍する日本人選手が増えている点や若手に有望株が多いこと、さらに日本人の勤勉性や高い組織力を評価。現状では世界とのレベル差は確かにあるとはいえ、そこはこの4年間で指導して埋めていけばいい。その結果、アギーレ氏の計算では「4年後は決勝進出も可能」という答えをはじき出したというのだ。


 ただ、「普段から強気な性格だからね。(将来的に)ビッグクラブで監督をするために、存在をアピールしたいだけなのかもしれないけど」(同関係者)。アギーレ氏はバルセロナやレアル・マドリード(ともにスペイン)での指揮を執ることを最終目標としており、注目を集めておきたいという思惑があってもおかしくないが…。


 いずれにせよ、すべての面で慎重だったアルベルト・ザッケローニ前監督(61)とは一変するビッグマウス指揮官。ブラジルW杯での目標に「優勝」を掲げたFW本田圭佑(28=ACミラン)は惨敗で批判を浴びたが、“メヒコの知将”は有言実行なるか。