サッカー「日韓戦」が実現しないのは日本代表ユニホームが原因?

2014年08月11日 07時10分

新ユニホームに切り替わるまで「伝統の一戦」は持ち越しとなりそうだ

 サッカー日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)が戦う年内の親善試合の対戦国がほぼ固まった。すでに9月5日にウルグアイ戦(札幌)、同9日にベネズエラ戦(横浜)、10月10日はジャマイカ戦(新潟)、同14日にブラジル戦(シンガポール)が発表済み。11月14日がパラグアイ(豊田)、同18日はホンジュラス(長居)との対戦が濃厚だ。

 だが、かねて予定されていた韓国との対戦は実現しなかった。日本と韓国サッカー協会は2011年8月10日に札幌で日韓戦を行った際、ブラジルW杯前後に韓国で親善試合を行うことで合意していた。日本サッカー協会の原博実専務理事(55)は8日までに「政治的な問題もあるし、今はやらない方がいい」。

 現在、両国政府の間には緊張感が漂うなど、友好的な関係にはないため、開催を見送ったわけだが、もうひとつ理由がある。

 それが13年11月に発表された日本代表のユニホームだ。今回のテーマは「円陣」で前面左胸のエンブレムに向けて放射状のラインがデザインされたもので、ブラジルW杯でも着用した。

 ところが、日本のユニホームについて韓国サイドは「旭日旗」を連想させると難癖。朝鮮日報(電子版)をはじめ各メディアが猛批判を展開するなか、今年6月には韓国の大学教授が国際サッカー連盟(FIFA)に、デザインの削除を求める要望書を出した。協会関係者はW杯以前から「公式戦は別にしても、デザインが変わるまでは韓国との試合はないでしょう」と話すなど、実は早い段階で日韓戦は宙に浮いていたわけだ。

 日本代表のユニホームはほぼ2年ごとにリニューアル。次のタイミングは16年リオデジャネイロ五輪の前と見られているが、今後、政府間の関係が改善したとしても、新ユニホームに切り替わるまで「伝統の一戦」は持ち越しとなりそうだ。