アギーレ監督モテモテ 初視察はぜひウチで!

2014年08月08日 16時00分

サンフレッチェ広島の佐藤寿人

 新指揮官がモテモテだ。日本代表の新監督に就任したハビエル・アギーレ氏(55)が11日に来日する。16日にはJリーグを初めて視察する予定だが、J1クラブから新指揮官の来場を求める声がJリーグ事務局に届いている。自クラブの有望選手を代表に送り込みたいという思惑は当然のこととはいえ、ラブコールの裏にはもう一つの狙いがあるようで…。

 

 

 11日に日本に到着するアギーレ氏は、その日のうちに都内ホテルで就任会見に臨む。コーチを務める英国人のスチュアート・ゲリング氏(41)ら代表スタッフ陣も続々と来日する予定。日本サッカー協会の原博実専務理事(55)は「スタッフも週末(16日)のJリーグには行ける態勢です。最初は(アギーレ氏を含めたスタッフ)何人かで近い会場に行くことになるだろう」と話した。

 

 16日に関東近郊で行われるのは浦和―広島(埼スタ)、鹿島―甲府(カシマ)、柏―神戸(柏)、川崎―C大阪(等々力)の4試合。このいずれかが、アギーレ新監督の初視察会場として有力視されている。

 

 そんななか、Jリーグ幹部によれば「最初の視察に来てほしいという声が、各クラブから出ている。当然、新しい監督が来たら話題になるからね」。アギーレ監督初来場への“ラブコール”が起こっている。

 

 Jリーグ視察は言うまでもなく、初采配となる9月の親善試合2試合(5日=ウルグアイ戦、9日=ベネズエラ戦)に向けた選手選考に直結する。それぞれのホームチームには、浦和にMF柏木陽介(26)、鹿島にはMF柴崎岳(22)、柏にFW工藤壮人(24)、川崎にはFW小林悠(26)、またアウェーチームにも広島FW佐藤寿人(32)、C大阪MF山口蛍(23)といった日本代表の有力候補がいる。クラブのステータスを上げるためにも代表に選手を派遣したいのは当然のことだ。

 

 ただ、理由はそれだけではない。「ブラジルW杯でそれなりの結果が残せていたら、今の時期のJリーグも盛り上がったと思う。だけどあの結果だったから、集客にも影響してくる。何か話題になることがないと」(あるJ1クラブ社長)

 

 ブラジルW杯で日本代表はサポーターの期待を裏切り惨敗。サッカー人気は思ったように上がらず、Jリーグへの波及効果も薄かった。そんな状況だけに、アギーレ氏初視察は各メディアがクラブを取り上げてくれる大きなチャンス。話題を提供して集客アップにつなげたい…そういった思惑もあるようだ。

 

 各Jクラブからの申し出は、原専務理事にも伝えられる見通し。来日後にアギーレ氏の意向を踏まえて視察先を決めるが、Jクラブ間の“誘致合戦”は白熱しそうだ。