宇佐美 見つけた代表復帰への最短コース

2014年08月06日 11時00分

宇佐美貴史

 元日本代表FW宇佐美貴史(22=G大阪)が代表復帰への青写真を明かした。4日、都内で行われたJリーグ・ナビスコカップ準々決勝の抽選会に出席。11日に来日するハビエル・アギーレ氏(55)率いる新生日本代表入りに意欲を示した。今季はケガで出遅れたが、チームをけん引してタイトルをつかみ、新指揮官に猛アピールするつもりだ。

 

 ベスト4進出を果たしたロンドン五輪の日本代表メンバーだった宇佐美は、昨年6月にドイツからG大阪に復帰。J2ながら18試合で19得点と出場試合数を上回る驚異の決定力を発揮し、ブラジルW杯メンバー入りもささやかれた。

 

 だが、今季Jリーグ開幕直前に「左腓骨筋腱脱臼」で戦線離脱。W杯メンバー入りはかなわなかった。それでも、宇佐美はめげることなく5月6日の徳島戦で復帰を果たすと再び活躍を始めた。宇佐美の復帰後、チームはリーグ戦6勝1敗。自身も4得点を挙げ、チームをJ2降格圏の16位から6位にまで浮上させる原動力となった。

 

「また日本代表に選ばれたい」という宇佐美はその道筋をこう明かした。「(アギーレ監督は)日本の内部にいる選手(Jリーガー)の情報はあまりないでしょうから、自分のプレーで表現したい。チームにタイトル(Jリーグ、ナビスコ杯、天皇杯)を取らせるような活躍をすれば、日本代表に入れると思っている」

 

 チームがタイトルの見える位置にいれば、自然と新監督の“視界”に入ってくる。もちろん、アギーレ氏が実際のプレーを見てくれさえすれば選出されるという自信がある。

 

 かねて世代ナンバーワン選手として評価されてきたストライカーが代表復帰を熱望するのは、日の丸を背負う重みやプレッシャーが自身を成長させる糧になるのを知っているため。欧州再進出に向けても、まずは日本代表入りがファーストステップになる。

 

 ナビスコカップ準々決勝では神戸との対戦が決定。7月27日の対戦では2得点、昨季の対戦でも2得点しており「神戸キラーとか言われているけど、2つ(ホーム&アウェー)とも点を取ったら、ホンマやと思うけどね」。ゴールを量産しタイトルを手にして、代表入りを現実のものとする。