J1清水・大榎新監督 「サッカー王国・静岡」復活を

2014年08月06日 16時00分

【武田修宏の直言!!】J1清水の大榎克己新監督(49)は静岡・清水東高サッカー部の先輩。元日本代表FW長谷川健太さん(G大阪監督)、同DF堀池巧さん(ナショナルトレセン・コーチ)と「清水三羽ガラス」と呼ばれた名MFだ。すぐにメールで「おめでとうございます」と連絡すると「がんばるよ」と返信があった。

 

 大榎新監督は、高校時代から優しくて、穏やかな人だった。地元清水市(現静岡市清水区)の出身でクラブOB。ファンも待望していたし、さまざまな面でサポートや協力を得られるんじゃないかな。外国人監督が悪いわけではないけれど、OBがチームを率いるとなれば、地元は盛り上がるよ。今後の清水再建を期待しているが、同時に取り組んでもらいたいのは「サッカー王国・静岡」の復活だ。かつては日本代表メンバーの半数以上が静岡出身者だったように、多くの名選手を輩出し、日本サッカー界をけん引してきた。だけど、最近は他県に押され気味で「王国」の存在感は薄れている。

 

 大榎監督は現役引退後、2004年に低迷していた早稲田大の監督に就任。見事にチームを再建し、07年には全日本大学選手権で優勝に導くなど結果を残した。08年からは清水でユースチームの監督となり、現在まで若手育成に大きな手腕を発揮している。

 

 初陣となったFC東京戦(2日)は0―4で敗れてしまった。でも、勝負はこれから。トップチームの指揮官として選手を強化して、静岡出身の日本代表選出を数多く育ててほしい。 (元日本代表FW)

 

 

 ☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。

 

 

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