マラドーナ アルゼンチンサッカーのドン急死で復権か

2014年08月05日 16時00分

 サッカーの元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏(53)の復権がささやかれている。


 国際サッカー連盟(FIFA)副会長でアルゼンチンサッカー協会(AFA)のフリオ・グロンドーナ会長が先週(7月30日)、82歳で急死した。AFAのトップに35年間君臨した南米のドン。アルゼンチンは在任中の1986年にメキシコW杯で優勝、90年イタリアW杯、先のブラジルW杯では準優勝した。全世界のサッカー関係者から追悼の声があがるなか、気になるのは同国の英雄マラドーナ氏だ。


 同会長は10年南アフリカW杯に向けマラドーナ氏を代表監督に任命したが、本大会は準々決勝で敗退。同会長はマラドーナ氏以外のコーチングスタッフの総辞職を要求し、これに怒ったマラドーナ氏は監督を辞任した。


 以降の2人は“犬猿の仲”となり、舌戦を展開。ブラジルW杯期間中も同会長がマラドーナ氏を「疫病神」と呼び試合の来場を拒むと、マラドーナ氏も「愚か者め。私は自分の仕事で地位を得た。しかし、彼はFIFA内での買収で今の地位にいる」とののしった。そのため「グロンドーナ会長がいる限り、マラドーナが代表監督に復帰することはない」と関係者から言われていた。


 現在、グロンドーナ会長の息子のウンベルト氏がアルゼンチンのU―20代表監督を務めているように、協会内はグロンドーナ色が強い。だが、ファンからは「もう一度マラドーナとメッシが一緒にW杯制覇を目指す姿が見たい」という声が圧倒的。マラドーナ氏は自身のツイッターに同会長とのツーショット写真を公開し「心から哀悼の意を表す」と記したが、ドンの影響力が弱まることで再び表舞台に戻る契機になるかもしれない。