欧州のクラブによる北米の国際親善大会「ギネス・インターナショナル・チャンピオンズカップ」の1次リーグ最終戦(2日=日本時間3日)、A組で日本代表FW香川真司(25)が所属するマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は3―1でレアル・マドリード(スペイン)を下した。


 後半途中から出場した香川は同35分、メキシコ代表FWエルナンデス(26)への右クロスで3点目をアシスト。ゴールは決められなかったが、チームのA組1位突破に貢献。B組1位リバプール(イングランド)との決勝(4日=同5日、マイアミ)へ存在をアピールした。


 一方、その香川が今夏、古巣のドルトムント(ドイツ)に復帰する見込みがないことが分かった。ドルトムントのワツケ社長が3日付のドイツ大衆紙「ビルト」のインタビューで「今季の補強は終了した。香川の復帰について臆測があるが、全く根拠のないもの」と可能性を否定した。昨季の香川は出場機会に恵まれず、移籍が取りざたされている。なかでも古巣復帰が有力視されていたが、ドルトムント側の否定により移籍がどうなるかわからなくなった。


 同じくA組のインテル(イタリア)は日本代表DF長友佑都(27)のゴールなどでローマ(イタリア)に2―0で勝った。長友は1―0の後半24分にこぼれ球を蹴り込んだ。


 B組で日本代表FW本田圭佑(28)が途中出場したACミラン(イタリア)はリバプールに0―2で敗れた。本田は今大会3試合連続出場も見せ場はなかった。