ドイツ代表シュバインシュタイガーまた失態…それでも寛大な対応

2014年08月02日 09時00分

シュバインシュタイガー

 サッカーW杯ブラジル大会で優勝したドイツ代表は、母国での祝賀会でアルゼンチンやブラジルを侮辱するようなパフォーマンスをして世界から非難を浴びた。騒動はようやく収まったばかりだが、中心選手のMFバスティアン・シュバインシュタイガー(29=バイエルン・ミュンヘン)がまたも失態を犯した。

 シュバインシュタイガーは先週、ミュンヘン市内で行われた別の祝勝会でライバルのドルトムントを侮辱するチャント(サポーターによる応援歌)を歌ったところを、テレビカメラに撮られた。これを見たドルトムントのサポーターは大激怒。いつもは強気なシュバインシュタイガーも「バイエルンのサポーターがよく歌っている有名なチャントで、悪気はなかったんだ。僕は誰かを傷つけようとしたわけでなかった」と自身のフェイスブックで謝罪した。またも大騒動か?と思われたが、ドルトムント側の対応もなぜか寛大だった。クラブ公式のフェイスブックで「ビールを飲んで感情を出し、うっかり歌ってしまったことは問題にしていないよ。もともと君のことを非難するつもりはなかったが、謝罪は受け入れたい」と不問に付すとした。それどころか、シュバインシュタイガーの歌があまり上手でなかった(音痴?)ことに注目し「歌のレッスンが必要ならいつでも連絡してくれ。我々はいつも君の力になるよ」とジョークで返したほどだ。

 大きな騒ぎには発展しなかったものの、裏を返せば帰国後の祝賀会といい、今回といい、こうした相手を侮辱するような行為はドイツでは日常茶飯事ということ。しかも、侮辱された側にも免疫があるから軽く受け流す。差別問題などに世界が敏感になっている昨今、ドイツサッカー界ではどうやらその感覚が完全に“まひ”しているようだ。