日本がマリーシアを身につけるためにももっと敵地で試合を!

2014年08月01日 16時00分

【前園真聖 ゾノの焦点】日本代表の新監督にハビエル・アギーレ氏(55)が決まりましたね。指揮官としてW杯を2度経験しており、過去の実績も十分。それに日本人と身体的、運動能力と特徴が似ているメキシコ人の指導者なので、きっと日本代表に新しいスタイルをもたらしてくれるでしょう。

 

 そのアギーレ監督は日本サッカーに「マリーシア」が足りないと考えているようですね。「マリーシア」とは一般的に、試合終盤に時間稼ぎするなど、駆け引きの部分で頭脳的なずる賢いプレーのことを指します。ですが、日本人選手が本当の意味で身につけるのにはやはり厳しい実戦、本気の戦いしかないと思います。

 

 ギリギリの攻防となる公式戦はもちろんですが、親善試合でも敵地での対戦がひとつのポイントになります。例えば、毎回完全アウェーとなる韓国・ソウルで激しいブーイングを浴びながら戦うこと。常に重圧を受ける状況で勝利をつかみ取るには何が必要なのか。そういう経験をしないと習得できません。

 

 日本は興行的な面もあって国内で親善試合を開催することが多い。それでも、厳しい環境となる相手国での戦いを増やすこと。それが4年後のロシアW杯に向け日本サッカーの強化には欠かせないはずです。

 

 単に選手個々が意識するよりもチームとして体感すれば、意思統一も図れるし、メンタル面でも強くなれる。きっとアギーレ監督も、敵地での試合を望んでいるのではないでしょうか。(元日本代表MF)