【スペイン・バルセロナ発】日本代表の新監督に就任するハビエル・アギーレ氏(55)が29日付のスペイン紙「マルカ」のインタビューに答え、今後の強化プランを明かした。
当面の目標を来年1月のアジアカップ(オーストラリア)に設定し「日本は最近4回のアジアカップで3回優勝している。タイトルを取りに行き、2017年ロシアのコンフェデレーションズカップの出場権をつかみたい」と2連覇を掲げた。
その上で「日本人選手はメキシコ人と似ている。背が低くてスピードがあって、ボールを保持する攻撃を主体に、5バックで守る。これが私の考えていることだ」と5バック導入を示唆。メキシコ代表でも見せた堅守速攻を基本戦術にするようだ。
日本代表の課題にも言及。「一般的に、日本はスピードとテクニックを持っているが、マリーシアが足りないと見られている。サッカーとしては無邪気すぎるのかもしれない。それは、とても基本的なことなので、学ぶよう働かなければならない」とルール内で許される、ずる賢さが必要と力説した。
アギーレ新監督は8月10日ごろに来日し、すぐにJリーグなどを視察。9月5日の初戦に向けて準備を進めるが、アギーレイズムは日本を変えることができるか。