ロンドン五輪サッカー女子準々決勝(3日=日本時間4日)、なでしこジャパンはFW大儀見、FW大野のゴール(写真)でブラジルを2-0で破り、ベスト4に進出した。
開始早々から試合のペースを握ったのはブラジルだった。強力2トップマルタとクリスチアネを中心とした攻撃陣が日本に何度も襲い掛かる。ボールを圧倒的に支配されるなでしこだったが、20分過ぎより徐々に自分たちのペースを取り戻し、大儀見、宮間らがシュート。そして27分、沢の早いリスタートから、抜け出した大儀見が冷静にGKとの1対1を決めて先制ゴール。ベスト4をエースが手繰り寄せる。その後も攻勢をかけるブラジルだったが1-0で試合を折り返す。
後半になってもブラジルの勢いは変わらず。何度も危ない場面を迎えるなでしこだったが、DF岩清水、熊谷らが決死の守備を見せゴールを奪わせない。逆に日本は後半28分、カウンターから大野が追加点。2-0でブラジルを破った。
次戦なでしこは6日(日本時間7日未明)“サッカーの聖地”ウェンブリースタジアムでメダルをかけフランスと対戦する。