快足FW永井に2人の新相棒

2012年08月04日 12時00分

【英国・マンチェスター2日(日本時間3日)発】謙佑を生かせ! ロンドン五輪サッカー男子の日本は準々決勝のエジプト戦(4日)に臨む。そんな中、イレブンは今五輪で存在感を見せるFW永井謙佑(23=名古屋)のスピードを最大限に発揮させたい意向を持っている。そこで守護神GK権田修一(23=FC東京)とFW杉本健勇(19=東京V)の2人が永井の“新相棒”に指名された。

 1968年メキシコ五輪以来、44年ぶりとなるベスト4入りをかけたエジプト戦。5月のトゥーロン国際(フランス)では敗れており、リベンジを果たす試合ともなるが、イレブンは「謙佑のスピードをどれだけ生かせるかが鍵になる」と大きな期待を寄せた。

 そこで検討されているのが、GK権田とFW永井のホットラインだ。ロングキックの精度に定評のある権田から、一気に最前線の永井へパスをつなぐ。あとはスピードで振り切り、ゴールを目指すという策だ。

 権田も「(ゴール)キックは常に意識している」とアシストを意識。2人は同級生でこれまでも世代別の代表で苦楽をともにしてきた。権田は「U―20W杯にも出られなく、悔しい思いもしたし、それだけ(永井とは)絆も強い」と、固い結束とあうんの呼吸を武器にチャンスを演出する考えだ。

 また一方で、永井の速さをより発揮させるため、FW杉本とのコンビ結成も検討中だ。というのも「ケネディとのコンビで点を取れている。今季永井の得点(8得点)も半分以上がそう。ポストプレーができる選手がいれば永井も生きる」(名古屋幹部)という意見があるためだ。

 今五輪で永井はワントップ起用が多い。ただ名古屋では同僚のオーストラリア代表FWジョシア・ケネディ(29)という194センチのポスト役がいるため、攻撃的MFで起用される。ケネディがキープしたボールを永井が受け、持ち味のスピードで一気に抜け出しゴールというパターンが確立されているからだ。

 実際に、永井も7月の千葉合宿中に「五輪代表にケネディがほしい…」と漏らしたほど。そこでポスト役ができる187センチの杉本と新たな連係を構築できれば、より永井のスピードが生きるというわけだ。しかも権田、杉本とのコンビはまだ相手国に知られていない。メダル獲得に向け、大きな武器となるに違いない。