今度はサルでござる! いよいよサッカーW杯ブラジル大会の開幕が目前に迫った。4年前の南アフリカ大会では、タコのパウル君とモデルでタレント・小森純(28)の“ダブル神予想”が大反響を呼んだ。では、今大会は? 果敢に名乗りを上げたのが、昨年いっぱいで閉園した「日光猿軍団」(栃木・日光市)のエース猿・英太郎君(28)だ。“日本(猿)代表”はガチ予想でザックジャパン爆勝の大胆予言をブッ放した。

「今大会はオレの出番だウッキー!」

 南アフリカ大会ではパウル君がドイツ代表など全8試合の勝敗を、小森が日本代表の1次リーグ3試合のスコアを、それぞれ全的中させて世間の関心をさらった。


「予想でも、顔の赤さでも、タコに負けるわけない。コモリ? 小森のおばちゃまなら知ってるけど。猿のメンツにかけて、当ててやるウッキッキー!」。“神コンビ”など全く眼中にない英太郎君は、得意の右手を挙げるポーズで予想に立候補した。

 今回は、日本代表の予想を3項目設けた。(1)小森と同じく1次リーグ3戦のスコア予想。それに加え、(2)3戦それぞれのキーマン、(3)今大会の初ゴール。

 英太郎君の目の前には、(1)のスコア予想として「0」「1」…と得点を表すプラカードを無作為に並べた。(2)(3)のキーマン&初ゴール予想としては、FW本田圭佑(27=ACミラン)、FW香川真司(25=マンチェスター・ユナイテッド)ら、ザックジャパンの基本スタメン11人プラス控え選手のカードを並べた。

 さあ、まずは大事な初戦コートジボワール戦(14日=日本時間15日)。イレブンがド緊張に襲われることが懸念されるが、英太郎君もそれを敏感に感じ取った。「ウッキ…キキキ緊張する…」とうなって超ガチガチ。「0」や「1」を取っては捨てを繰り返す。約20秒、悩みに悩み、日本の得点としてつかんだのは「1」だった。ベテランFWドログバ(36=ガラタサライ)を擁するコートジボワールの得点も、同じく「1」。初戦は重苦しいムードになりがちなため、1―1のドロー発進と見た。キーマンは「この選手だ、ウッキー!」と絶好調のFW岡崎慎司(28=マインツ)とし、初ゴールも岡崎だという。

 手堅いスタートを切った英太郎君だったが、ここから持ち前の穴予想を発揮。日本攻撃陣の爆発が始まる!と占う。次のギリシャ戦(19日=同20日)で日本のゴールは、脇目も振らずビシッと「4」を表示。ギリシャも即決で「3」だ。鉄壁を誇るギリシャの守備網をブチ破る壮絶な打ち合いの末、4―3で日本の激勝と読んだ。キーマンには、若手のイケメンストライカーFW柿谷曜一朗(24=C大阪)をチョイスした。

 真っ赤な顔をさらに紅潮させる英太郎君。第3戦の強豪コロンビア戦(24日=同25日)では、日本の得点を再び「4」と仰天勝負だ。一方、コロンビアのゴールは驚きの「0」。やはり、左膝前十字靱帯損傷で長期離脱しているエースのFWファルカオ(28=モナコ)がメンバーから外れたことが影響するのか? なんと4―0で日本圧勝だ。キーマンは本田だそうで、強気予想の根拠を「大一番はオレと同じエースがやっぱり決めるウッキー!」と力説した。

 なんとも景気がいい爆勝予想。2勝1分けで1次リーグ突破だ。決勝トーナメントでも快進撃は続くと占い、過去最高成績となる「ベスト4」と、夢が広がる予言をかました。

 英太郎君は最後に、DF長友佑都(27=インテル)の顔をまじまじと見てつぶやいた。妙な親近感を覚えたようで「ブラジルでの活躍は間違いなしウッキー!」と太鼓判を押した。