サッカーの国際親善試合が4日(日本時間5日)に各地で行われ、1次リーグD組のイングランドは同E組のエクアドルと2―2で引き分けた。前半8分に先制されたイングランドはFWルーニー、FWランバートのゴールで逆転したが、後半25分に追いつかれた。

 試合はその後大荒れ。後半34分にイングランドの19歳MFスターリングが、マンUで香川と同僚のMFアントニオ・バレンシア(25)に危険なタックルを見舞った。これに怒ったA・バレンシアはスターリングの首をつかむ暴力行為を働き、2人とも一発退場となった。

 世界ランク9位でD組のイタリアは同112位のルクセンブルクとまさかの1―1ドロー。FWバロテッリを1トップに置く布陣で臨み、前半9分にMFマルキジオが先制点を奪った。だがその後は決定力を欠き、後半35分にCKから失点。W杯欧州予選でたった1勝の格下相手を崩せなかったことで、不安は広がりそうだ。

 B組のオランダはウェールズに2―0で順当勝ち。前半32分にFWロッベンのゴールで先制し、後半にも追加点を奪ってきっちり逃げ切った。