【サッカー情報局】

 サッカー担当記者:ブラジル代表FWネイマール(22=バルセロナ)が母国の宣伝市場を独占しているそうです。スペイン紙「スポルト」が報じています。

 デスク:一体どういうことなんだ?

 記者:同紙によると、今年1月1日から5月25日までの間にブラジル国内のラジオ、テレビCMで、一番露出していたのがネイマールの2834回。ブラジルでもっとも影響力のある元代表FWロナウド氏の2300回を上回る快挙なんだそうです。

 デスク:まあ開催国のエースで、人気と実力を兼ね備えたスーパースターだからな。

 記者:彼は下着や携帯電話、アイスクリーム、飲料、車、電化製品など、あらゆる分野の企業11社とスポンサー契約を結び、契約金は総額1400万ユーロ(日本円で約20億円)と言われています。

 デスク:うらやましい限りだな。たしか日本のパナソニックも契約しているよな。

 記者:そうですね。それにブラジルサッカー連盟(CBF)はネイマール効果もあって、今年のスポンサー収入は例年の2160万ユーロ(約30億円)から一気に9300万ユーロ(約130億円)まで跳ね上がったそうです。

 デスク:大金を稼げるのはいいことだけど、仮にブラジルが優勝を逃すようなことになれば、国民の期待を背負うネイマールはどうなるのか。その反動は計り知れないほど大きそうだな。