ザックジャパンW杯8強進出しないと大赤字

2014年05月27日 16時00分

キプロス戦を翌日に控えて会見するザッケローニ監督

 日本サッカー協会は4月の理事会で日本代表のW杯予算を承認済みだが、ある幹部は「日本はW杯の賞金を合わせても、ベスト8に進まないと赤字になる。代表はいろいろとお金がかかるんだよ。1次リーグ突破しても赤(字)なんだから。チームには少しでも上に行ってもらわないと大変だ」と明かした。

 

 日本代表は21日から実施した鹿児島合宿、米国合宿を経てブラジル入りし、W杯で敗退するまでの間、移動費や滞在費など数億円にものぼる莫大な経費がかかる。加えて、選手報酬も大きな支出で、1人当たりの日当は1万円、勝利給は1試合200万円、引き分け50万円。1次リーグ突破ボーナスは1人600万円という。またアルベルト・ザッケローニ監督(61)やスタッフも、選手とは別に高額な勝利給が設定されている。

 

 こうした費用をまかなう協会の予算は各種スポンサーからの資金と、国際サッカー連盟(FIFA)から支給される大会準備金150万ドル(約1億5000万円)、W杯賞金などが充てられている。だがザックジャパンは1次リーグ敗退で賞金800万ドル(約8億円)、ベスト16で900万ドル(約9億円)をもらっても予算オーバーという。

 

 一方、ベスト8に進めば賞金は1400万ドル(14億円)まで跳ね上がり、経費や報酬を支払っても黒字に転換する。「史上最強」と呼ばれるザックジャパンは持ち出しにならないためにも、過去最高の成績が求められそうだ。