ザックより本田 エース合流をイレブン異常警戒の訳

2014年05月25日 11時00分

 日本代表イレブンが、FW本田圭佑(27=ACミラン)の“目”を異常警戒している。鹿児島・指宿で合宿中のザックジャパンに23日、本田ら欧州組の3選手が合流したことでブラジルW杯に臨むメンバー23人全員が集結した。これまでの和やかムードが一変し、チームには緊張感が漂うようになったが、その理由は「W杯優勝」を公言するエースの存在。選手たちのこの過剰反応の真意とは?

 

 

 18日まで各国リーグ戦に臨んでいた本田、DF長友佑都(27=インテル)、GK川島永嗣(31=スタンダール)の3人が指宿に到着した。夜なのにサングラス姿で登場した本田は、待ち受けるファンの声援に手を上げて応え、宿舎に入った。24日のチーム練習から合流する予定でようやく全メンバーが揃った。


 本田の参戦に、日本サッカー協会の原博実専務理事(55=兼任技術委員長)は「明日から全部一緒にやるかは分からない。ほとんど休めてないので、彼らも休ませてあげないと」と途中合流になった理由を説明。まだ体調は万全ではないが、エースには今後の大きな働きを期待した。


 そんな“真打ち”の登場に、日本代表イレブンは高まる緊張感を隠せない。DF吉田麻也(25=サウサンプトン)は「雰囲気変えられる選手だし(チームは)ピリッとすると思う」と言えば、DF伊野波雅彦(28=J2磐田)も「引き締める空気を出せるし、周りも少しはピリッとなる」と真顔で話した。

 

 イレブンが過敏な反応を見せるのは、理由がある。主力選手の一人は「(本田は)『こうしてほしい、ああしてほしい』と自分の意見を言ってくる。これまでの合宿中も、そういう議論はしましたね」と話すように、ポジションを問わずに、各選手にも独自の見解で細かい要求を突きつけてくるからだ。