史上最多の欧州組12人選出はメリットに

2014年05月23日 16時00分

【武田修宏の直言!!】

 

 W杯の日本代表メンバーは欧州組が増えたね。前回の南アフリカW杯は4人だったけれど、今回は香川をはじめ史上最多の12人を選出。これはザックジャパンのメリットになるんじゃないかな。

 

 欧州組は普段のリーグ戦からW杯に出場するようなビッグネームと対戦し、身をもってスピードや当たりの強さを体感しており、慣れがある。かつての日本代表イレブンはブラジルやイタリアといった強豪国との対戦でビビってしまうことも多かった。でも最近は萎縮しないし、本番では堂々と渡り合えると思う。

 

 それに欧州組は精神的にもタフ。地元メディアやサポーターのプレッシャーも日本とは比較にならないほど厳しいなかで、結果を出さないといけない。過酷な環境を乗り越えてプレーするから、どんな状況にも動じない強靱なメンタルが身についているね。

 

 最後に、どうしても言いたいのは今季もアジアチャンピオンズリーグで日本勢が全滅したこと。2008年にG大阪が優勝してからは、勝てていない。Jリーグ事務局は日程面の優遇を含め、出場チームへのサポート体制をさらに充実させたほうがいい。国を代表して戦うW杯と同じように、クラブの戦いにも目を向けてほしい。

 

 (元日本代表FW)

 

☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Ⅴに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。

 

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