ブラジルW杯に臨む日本代表の欧州組9人が先週から都内で自主トレを行ってきた最終日(19日)は、FW大迫勇也(24=1860ミュンヘン)が1トップのスタメン奪取を誓った。

 大迫はW杯に向け「(ザッケローニ監督に)求められているのはタメを作り、前線で起点になること。FWでは僕にしかできないので、ゴール前での迫力を出してやっていきたい。ドロ臭いゴールも必要と思うので、初戦(コートジボワール)に出られるようにやっていく」と語った。

 1トップは大迫とFW柿谷曜一朗(24=C大阪)に加え、FW大久保嘉人で定位置を争う。今年の1月に海を渡り、ドイツで過ごした半年間で成長した大迫は自信があるという。「体重は増えていないけど、周りからは『太くなった』と言われる。週3回くらいで筋トレし、体幹などを鍛えた。相手に当たられたときに、自分でも強くなったと感じている」。

 21日から鹿児島合宿がスタート。大迫は「練習でも本当に一歩ずつでも(監督に)認めてもらうこと。積み重ねだと思う」と話し、日々の鍛錬でスタメンの座にふさわしいことを証明する。