サッカー女子の日テレは29日、所属するなでしこジャパンMF長谷川唯(24)がイタリア1部ACミランに移籍すると発表した。

 長谷川は、2013年に下部組織のメニーナからトップチームの日テレ・ベレーザに昇格し、15年からのリーグ5連覇に貢献した。各世代の日本代表にも選出され、17年にA代表のなでしこジャパンに初招集。すぐに主力メンバーになり、東京五輪に向けて、その美貌とともに注目される存在だった。かねてイタリアクラブが長谷川を調査しており、今回の移籍に至ったようだ。

 29日が24歳の誕生日だった長谷川は、日テレ・ベレーザを通じ「このクラブでは本当にたくさんの経験をさせてもらいました。中学生のときから高校生、大学生、社会人の選手と練習や試合ができたこと、そして、ベレーザという日本一素晴らしい選手たちが集まるチームを目の前で見ることができ、また、女子だけでなく、男子の様々なカテゴリーのサッカーをいつでも見ることができるこの環境は、私にとってとても大きなものでした。小学6年生のメニーナのセレクションで126cmの小さな自分を選んでいただき、ここまで成長させてくれて本当にありがとうございました。12年間お世話になりました」と感謝した。

 欧州進出については「自分の夢だったヨーロッパでのプレーを楽しむこと、ベレーザというチームの価値を証明できるように頑張ってきます!!Grazie mille!!!(イタリア語でどうもありがとうの意見)」とコメントした。