本田激白!ミランでの苦闘とジレンマ

2014年05月20日 16時00分

苦しんだ4か月半を振り返った本田

【イタリア・ミラノ発】今年1月に名門・ACミランに移籍加入した日本代表FW本田圭佑(27)は18日(日本時間19日)のサッスオロとのリーグ最終戦でベンチ入りしたものの出場機会はなかった。試合後、激動の4か月半について激白。想定外の状況に直面し、ジレンマを抱える日々――日本代表のエースの口から飛び出した本音とは…。

 

 ――4か月半を振り返って

 

 本田:うまくいかなかったことばかり。うまくいったことと言えば、それがわかったこと。プレーに関して言えば、ピッチの外で自分が思い描いていたのとは違った。

 

 ――それを克服するには

 

 本田:自分にできることは少なからずある。そこはポジティブに考えている。自分がそのチームを変えるのは不可能だと思ってしまえば、そこで終わり。4か月半は短かった。もっと時間が必要だった。

 

 ――イタリアの戦術についてはどう思った

 

 本田:苦労したことばかり。わかってはいたけど、改めてそう思った。良く言えばディフェンスがタフ。簡単にはやらせない。悪く言うと、セリエAの特徴だと思うが、パスを出したら動かない。そのサッカーに慣れないと、僕が潰されていく感じ。

 

 ――ここまで苦労したのは初めてでは

 

 本田:そんなことはない。サッカーで僕がどれだけベンチに座ったことがあるか数えてみてください。(名古屋)グランパスでどれだけベンチに座ったか。(北京)五輪でどれだけダメだったか覚えていますか? ガンバユースにも上がれなかったし。だからこんな苦労したのは初めてではない。

 

 ――右サイドでプレーしたジレンマはあった

 

 本田:常にあった。でも、右サイドをやらされたことには何か意味があると思っている。個という面では、個にトライしてもたった4か月半では通用しないのではないかと思うようになった。そこで競争する必要はないと思う。

 

 ――1月の移籍でコンディションは影響したか

 

 本田:フィジカルテストをやったら、僕が(チームで)一番いいと思う。

 

 ――イタリアで一番学んだことは

 

 本田:(2分近く考え込んで)いっぱいあるけど、改めて忍耐力というもの、そして口ではなく実践することを学んだ。

 

 ――日本代表のザッケローニ監督にこの4か月の経験をどう伝えるか

 

 本田:答える必要はない。(ザック)監督は僕よりもイタリアの状況を把握しているはず。今さら言わなくても、こういうことも含めて、よくわかっている。