「質が低い」に宮間が猛反論

2012年07月31日 14時00分

【英国・カーディフ30日(日本時間31日)発】なでしこジャパンのキャプテンMF宮間あや(27=岡山湯郷)が逆襲宣言だ。すでに決勝トーナメント進出を決めたなでしこジャパンは五輪1次リーグ最終戦の南アフリカ戦(31日)に臨む。そんな中、今季からMF沢穂希(33=INAC神戸)から引き継いで主将に就任した宮間は口数が減っている。コメントを求められても一般的な“答弁”に終始。これまではチームの問題点などを指摘するなど、的確なコメントで現状を伝えてくれたが、五輪メンバー18人が決まってからは、慎重な発言が多くなった。

 この現状を、協会幹部も「宮間から自由な雰囲気が消えたのは気になる」と不安視。主将の責任として、不用意な発言はできないという“重責”を背負い込んだことで、プレーにも微妙な影響を与えた。今大会はパスの精度が悪く、まだ司令塔として十分な役割を果たせていない。

 ところが自身やチームとしてミスが多いことを問われると、珍しく猛反論を展開した。「私たちはいつもボールを支配して戦ってきたわけではない。(優勝した女子)W杯もその前も…。みなさんに注目されて、高い期待をもらっているが、私たちは自分たちの力をわかっている」と過大評価されている事への不満を吐露した。

 さらに宮間は「これまで『日本の(試合の)質は低い』と言われるが、気にしていない。小さなステップかもしれないけど、チームは良くなってきている」。また自身の不振にも「ミスが多いと言われるけど、それは誰よりも自分がわかっている。私はただボールを蹴っているわけではない」と徐々に修正できていることを示唆した。

 金メダル獲得への期待があるからこそ求められるものも大きいなでしこジャパン。周囲の見解を吹き飛ばすためにも、心身ともに復調気配の宮間に期待が集まる。