代理人も不安視 長谷部本当に大丈夫か?

2014年05月18日 16時00分

長谷部は仕上がり順調と強調するが・・・

 日本代表MF長谷部誠(30=ニュルンベルク)は本当に大丈夫なのか。右ヒザの負傷で長期離脱していた代表主将は10日のドイツ1部リーグ最終戦(シャルケ戦)で復帰し、ブラジルW杯23人のメンバーに選出された。チームの要となる主将の復活はザックジャパンにとって心強い限りだが、強行復帰したことで“リバウンド”の危険性が指摘されている。

 

 長谷部は16日、都内で自主トレを開始。日本代表スタッフ5人が見守るなか、FW香川真司(25=マンチェスター・ユナイテッド)、DF吉田麻也(25=サウサンプトン)、DF内田篤人(26=シャルケ)らとともに約1時間30分、体を動かした。練習後には取材に応じ「ケガをしてから、シーズンの始まりと同じイメージで準備していた。この前90分(試合を)やっているし、自分の中でしっかり描けている」と強調した。

 

 合同自主トレ前には尻と太もものトレーニング。「ヒザへの負担が減るというのもあるので」と負傷箇所へのケアを入念に行っている。日本代表の前田弘アスレチックトレーナー(48)も、長谷部の状態について「問題ないとしか言いようがない。何も心配することはない」と話しているが、果たして本当に不安はないのか。

 

 日本代表の海外組を担当する代理人はこう指摘する。「無理やり最終戦に合わせてきたのが心配だよね。それに復帰戦でフル出場なんて、普通は考えられない。どこかでリバウンドが出るんじゃないか…」

 

 今年1月に半月板損傷で右ヒザを手術。2月にも再び右ヒザを負傷し2度目の手術を受けた。2部降格の危機にあったクラブを救うために10日のリーグ最終戦で強行復帰したが(結果は降格)、当初の予定では前半の45分に出るだけだった。それがチームにケガ人が出た影響で、90分フル出場するハメになった。無理を押して復帰した上に、予定外の出場時間…。W杯本番までにこのツケが回ってくる可能性があるというのだ。

 

 21日から始まる日本代表の鹿児島合宿では、フィジカル系の激しいメニューが組まれる予定。ヒザをかばえば、他の箇所に影響が出る可能性もある。本番まで薄氷を踏む戦いが続く。