【イタリア・トリノ14日(日本時間15日)発】サッカーの欧州リーグ(EL)決勝が同地のユベントス・スタジアムで行われ、セビリア(スペイン)がスコアレスのまま突入したPK戦の末、ベンフィカ(ポルトガル)を4―2で振り切り、前身のUEFA杯を含め7季ぶり3度目の優勝を果たした。W杯で日本と同組のコロンビア代表FWカルロス・バッカ(27)が抜群の身体能力を発揮して勝利に貢献した。

 スコアレスのまま迎えた延長前半7分、右サイドを抜け出したバッカは強烈な右足シュート。惜しくもゴール左に外れたが、ほとんどの選手の運動量が落ちている中、圧倒的なスピードとスタミナを披露した。PK戦でも1番手でしっかり成功。勝負強さも見せつけ、日本に脅威をもたらす存在となる。

 一方、敗れたベンフィカは昨季に続く準V。1961年に欧州チャンピオンズ杯(現欧州CL)を制したのを最後に、欧州カップ戦決勝で7連敗中だったが、その壁を破ることはまたもできなかった。