Jで一番点取るFW連れて行け! 諦めない大久保

2014年05月11日 14時00分

【J1第13節 川崎4ー1鹿島】俺はあきらめない。ブラジルW杯でのメンバー入りを狙う元日本代表FWの大久保が、ラストチャンスの舞台で大暴れした。

 2―1でリードして迎えた後半38分。相手DFのクリアミスをMF中村憲がカットすると、左から走り込んでいた大久保に流した。トップスピードに乗った大久保は「緊張したけど、抜いた時点で入ったと思った」と慎重に相手GKをかわすと、落ち着いて右足を振り抜いた。

 4月26日のG大阪戦以来3試合ぶりとなる待望のゴール。この日も何度もパスをくれた盟友・中村憲と熱い抱擁を交わし、喜びを表現した。これで火がついた大久保は、その6分後にも追加点。これで得点ランキング首位のMFジュニオール(神戸)に1点差と迫る今季8ゴール目となり、FW豊田(鳥栖)を抜いて日本人トップに立った。

 12日のW杯メンバー発表前、最後の試合で結果を残した大久保は「気持ち良く(発表を)待てる。不安はないし、楽しみです」と胸を張った。くしくもこの日、4年前の南アフリカW杯をともに戦ったMF中村俊輔、DF闘莉王も得点を決めた。まるで2日後のサプライズを後押しするかのように。
「(4年前とは)全然違う。あの時は恥ずかしいというか、よく選ばれたなと」。31歳になり、さらに進化した自分を確信するからこそもう一度、日の丸を背負って戦いたい。人事は尽くした。あとは天命を待つだけだ。