昨季限りでJ1川崎ひと筋18年の現役生活を終えた元日本代表MF中村憲剛氏(40)が、川崎市のブランドイメージポスターに登場。19日に行われた同市の福田紀彦市長(48)の定例会見で発表され、本人も参加した。

 元日の天皇杯制覇で現役生活を締めくくった中村氏を起用したポスターには、同氏が抱くこれからへの期待感と3年後に市制100周年、さらにその先へ進化をさせていく同市の可能性を表現しているという。今後、川崎市内の駅や公共施設などに掲出されていく。中村氏は「(川崎市のブランドイメージ)ポスターの存在は知っていたので役割の大きさはわかっていた。思った以上の大役なので身の引き締まる思い」と語った。

 今回の会見参加など現役を退いたからこそできる活動は徐々に増えているが、まだ現役を退いた実感は少ないようで「今はフロンターレもオフなのでその感覚が抜けていない。シーズンが始まって(川崎の選手と)別なことをやっていると感じてくると思う」。今後については「いろいろな道が見えている。指導者、開設者、普及に関わるなど多岐にわたる。目の前のことを全力でやった結果、道が見つかると思う」と現役時代と変わぬ姿勢で第2の人生も突き進んでいく。