鳥栖・豊田 ゴジラ魂注入で絶好調!!

2014年05月08日 16時00分

頭部を負傷しながらも攻撃を仕掛ける豊田(左)

 ゴジラパワーでブラジル切符をつかむ。ブラジルW杯に臨む日本代表メンバーが週明けの12日に発表される。1トップ争いを続けるFW豊田陽平(29=鳥栖)は、星稜高(石川)の先輩で米大リーグなどで活躍した松井秀喜氏(39)と今年1月に初めて対面。国民栄誉賞受賞の大先輩から“ゴジラ魂”を伝授され、自身初となるW杯出場を狙っている。

 

 昨年7月の東アジアカップでA代表デビューを果たした豊田は昨季のJ1リーグで20得点を挙げるなど活躍。それでもザックジャパンの1トップはFW柿谷曜一朗(24=C大阪)とFW大迫勇也(23=1860ミュンヘン)が有力候補で、ブラジルに行けるかは微妙なところだ。

 

 そうした状況で手を差し伸べてくれたのが母校星稜高の先輩・松井氏。2人と親交のあるサッカー部OBは「豊田は以前から松井を非常に尊敬していて、直接会いたがっていた。豊田がオフで金沢にいる時、ちょうど松井も帰省していて時間ができたので対面することになった。会う時間を作れる?と聞いたら、すぐに飛んできたよ」と明かした。

 

 豊田は高校在学中にスポーツの記録測定で松井氏の記録を多くの項目で更新した。そんな縁から親近感を覚え、テレビ画面を通じて松井氏の一挙手一投足に注目するようになった。また、どんな状況でも取材には真摯に対応する姿に、同じプロアスリートとして感銘を受けた。

 

 一方の松井氏も、1月に開催される全国高校サッカー選手権に星稜高が出場した際には宿舎を訪問するなど、母校サッカー部とも交流してきた。

 

 もちろん豊田のことも知っており、ひたむきなプレースタイルを高く評価していた。

 

 豊田の願いがかなったのは今年1月。松井氏が故郷の石川県に帰省した際、念願の初対面が実現した。2人はブラジルW杯の話題で盛り上がり、松井氏は「頑張れ!」と力強く激励。豊田は大先輩を前に緊張しながらも感激した様子で、W杯に向け決意を新たにした。

 

 星稜高出身の後輩には日本代表MF本田圭佑(27=ACミラン)がいるが、代表エースより先に“ゴジラ先輩”と会うことができた。松井効果はてきめんで、今季も絶好調。12試合7得点は得点ランキング2位タイだ。6日の柏戦ではゴールこそなかったが、1―0の勝利に貢献。チームをJ1首位に導き、W杯メンバー入りを猛アピールした。

 

 豊田は以前から「松井さんのような偉大な方が先輩にいるのは、星稜出身者として誇りです」と話しており、ゴジラ魂で大舞台への切符をつかみ取る。

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