岡崎はオフザボールの動きが特にいい

2014年05月02日 11時00分

【武田修宏の直言!!】ドイツリーグ・マインツの日本代表FW岡崎慎司(28)が今季14得点目を決めたね。これは欧州主要リーグで日本選手の最多得点記録になった。今季躍進できたのは、現代サッカーで必要なスキルを成長させたからじゃないかな。

 

 岡崎の持ち味でもある豊富な運動量、前線からの守備、DFラインの裏への飛び出しなどすべての動きの質が上がったね。特に「いいな」と感じるのはオフザボールの動き。攻撃に転じた時、まっすぐゴール前に向かうが、動き出しと判断力がいいので相手DFよりもいいポジションに入れる。こうした積み上げが活躍につながった。

 

 岡崎と初めて会ったのは滝川二(兵庫)で全国高校サッカー選手権に出場した時。当時の印象は、運動量はあるけれど、割とボールを持つタイプだったかな。ドリブルも多用していたし、今とは少しタイプが違っていた。現在のスタイルに行き着くまでに試行錯誤したと思うが、状況に応じて変化できるから結果を出せるんだろうね。

 

 日本代表では右サイド。マインツのように1トップで起用する意見も出ているけれど、DFラインの裏に飛び出す技術を生かすには2列目のほうが合うんじゃないかな。まだまだゴールは取れると思うしブラジルW杯でも活躍を期待したいね。

 (元日本代表FW)

 

☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。

 

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