CL決勝は史上初の同都市クラブ対決

2014年05月01日 10時55分

【英ロンドン30日(日本時間1日)発】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦は、敵地に乗り込んだアトレチコ・マドリード(スペイン)がチェルシー(イングランド)を3―1と逆転で下し、40季ぶり2度目のファイナル切符を勝ち取った。5月24日(日本時間25日)の決勝戦(ポルトガル・リスボン)では宿敵レアル・マドリード(スペイン)と“ダービー”で激突することになった。

 


 Aマドリードは1―1で迎えた後半15分に、ペナルティーエリア内でFWジエゴ・コスタがエトーに倒されてPKを獲得。決勝進出を引き寄せる大事な場面でキッカーを務めるジエゴ・コスタは重圧から、ボールをセットする位置がなかなか決まらない。スパイクでグラウンドを激しく削るなど、ナーバスな姿を見せ、警告も受けた。嫌なムードが漂う中、最後は冷静に蹴りこみ、勝ち越した。


 その後、Aマドリードはチェルシーの猛反撃を受けながらも、なんとかゴールを死守すると、同27分にはMFアルダがこぼれ球を押し込んで加点。そのまま逃げ切りに成功した。第1戦の0―0と合わせ、2戦合計3―1とし、1974年以来の決勝進出(当時は欧州チャンピオンズカップ)を勝ち取った。


 決勝弾を決めたエースのジエゴ・コスタは「決勝にいられるように全力を尽くしたよ。PKに時間がかかった? ボールをふさわしい位置に置きたかっただけ。僕らは自分たちのゴールに価値があると知っていたから、最後まで戦った」と興奮ぎみにまくしたてた。


 その決勝の相手は宿命のライバル、レアル・マドリード。欧州CL決勝でスペイン勢が激突するのは99―00年シーズンに、レアルとバレンシアが激突して以来、14季ぶりとなった。しかも同じ都市を本拠地とするライバル同士が決勝で対戦するのは史上初。今季リーグ戦では2度戦って、Aマドリードは1勝1分けと負けていない。


 ディエゴ・シメオネ監督は戦前に「サッカーに正解はない。もっとも重要なのは結果だ」と話していたように、勝利への強いこだわりを語っており、通算10度目のCL制覇を狙うライバル相手にクラブ初の欧州制覇を実現するはずだ。