関西サッカーリーグ1部のおこしやす京都ACは、MF堂安憂(25)が2020年限りで現役引退したと発表した。日本代表MF堂安律(22=ビーレフェルト)の実兄である憂は、C大阪の下部組織出身。創造学園高校、びわこ成蹊スポーツ大を経て2018年にJ3長野入りし、20年におこしやす京都ACへ移籍していた。

 憂はクラブを通じて「おこしやす京都ACのサポーターの皆さん、1年間ありがとうございました。JFL昇格という目標を達成できず申し訳なく思います。これからは選手とは別の道に進むことになりますが、サッカーにかかわっていくのは変わりないので、今までと同じぐらい熱意を持って頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします」とコメントした。

 昨年10月には本紙に登場し、今夏の東京五輪を控える律について「めっちゃ楽しみだし、めっちゃ期待しているけど、怖さもある。チームの中心となる律と久保選手が活躍して優勝したら絶賛されるけど、もしミスでもしたらより責められる立場。ある意味、天国か地獄かじゃないですか。本人はあまり気にしてないかもしれないが、家族として見てしまうと、その辺は心配になる」と弟を思いやっていた。