【高校サッカー】青森山田の〝闘将〟藤原は痛みを凌駕した男

2021年01月05日 18時34分

 将来の日本代表を背負う〝闘将〟が、執念の強行出場で2年ぶりの日本一を目指す。

 青森山田(青森)が5日に行われた全国高校サッカー選手権の準々決勝の堀越(東京A)戦で4―0と大勝して3大会連続の4強進出を決めたが、存在感を放ったのが主将の藤原優大(3年)だ。PKを外す場面もあったが、強烈なリーダーシップでチームを勝利へと導いた。

 藤原は抜群のスピードと跳躍力、フィジカルの強さなど身体能力に加え、両足で精度の高いキックを操る超高校級のDF。昨年12月に行われたU―18日本代表候補合宿にも参加し、J1浦和へ入団が決まっている逸材だ。

 3日に行われた帝京大可児(岐阜)戦で股関節を負傷し「変な方向にひねってしまって相当重度の痛みがあった」。それでも「いざ試合になると、最後の大会だし負けたら終わりというのもあるので痛みは感じずに自分のプレーができた」と気迫で痛みを抑え込み、チームの勝利に貢献した。

 黒田剛監督(50)も「今日はあまり無理させずにやらせたが、やっぱりいるだけで存在感がある。いたら締まる」と絶賛するほどの熱きキャプテン。準決勝の矢板中央(栃木)戦へ向けて「堅守をこじあけてなんとか得点できるように、セットプレーも含めて準備したい。カウンターへの対策も入念に準備したい」と意気込み、2年ぶりの頂点を目指す。