やっと自分の居場所を見つけた本田と香川

2014年04月04日 11時00分

【武田修宏の直言】イタリアの名門ACミランの日本代表MF本田圭佑(27)は、ついに生き残る道を見つけたのではないかな。29日のキエボ戦では、MFカカのゴールを見事にアシスト。やっぱりチームの中心になろうとするのではなく、主力を生かすプレーを見せることが、仲間と認められるために必要なんだ。

 

 この試合では攻守ともに積極的にプレーした。ミランの戦術ではなかなか本田の定位置である右サイドから攻め込まないけれど、その中で自分の存在感を発揮。チームのバランスも取っていたし、かなり評価は上がったんじゃないか。ようやくスタートラインに立ったね。

 

 マンチェスター・ユナイテッドのMF香川真司(25)も、ルーニーとの相性の良さを生かして、評価が上昇した。しっかりと自分の立ち位置を確立したうえでアピールすればチームに不可欠な選手になるもの。あのバロテッリが絶好機でシュートを打たずに本田にパスを出したシーンを見れば、完全に受け入れられたと言えるね。

 

 ブラジルW杯まで約2か月に迫るなか、本田も香川も何とか調子を上げてきた。ザッケローニ監督も少しは不安を解消できたんじゃない。ビッグクラブで苦労した経験は必ずプラスになるし、これからが楽しみだよね。

 

☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年アメリカW杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。

 

http://takeda.at.webry.info/