武田修宏氏 影響受けた〝ごっつぁんゴール〟の大先輩パオロ・ロッシ氏を偲ぶ

2020年12月10日 14時34分

プレースタイルの原点はロッシ氏だったという武田修宏氏

 元祖「ごっつぁんゴール」のストライカーだった。イタリア代表で1982年スペインW杯の優勝に貢献したパオロ・ロッシ氏が死去したと、国営イタリア放送協会(RAI)が10日、発表した。64歳だった。82年W杯のブラジル戦でハットトリックを達成。決勝の西ドイツ(当時)戦でも先制点を挙げるなど、大会6得点をマークした。

 元日本代表FW武田修宏氏(53)は「中学生時代にあこがれたストライカー。カッコよかった。まだ若いのに…。ご冥福をお祈りします」と悼んだ。その上で「彼は〝ごっつぁんゴール〟の元祖だから。いつもこぼれ球を押し込んでいて、W杯でも得点王になった。当時のロッシのプレーを見て、自分のプレースタイルが固まったのだから、僕にとっては原点の選手」とし、救世主と呼ばれたロッシの活躍に大きな影響を受けたという。

「当時のブラジルみたいな華麗で見せるストライカーではなく、ミスやこぼれ球を狙う泥臭いスタイルで点を取れる選手になろうと思った。実際に〝ごっつぁんゴール〟とか言われていたけど、どこに入れば、ボールがこぼれてくるかをいつも考えていた。(全国)高校選手権では1年生で得点王になったけど、あのときも〝ごっつぁんゴール〟だからね」

 ロッシ氏の次に参考にしたのはスキラッチ、インザーギ、ロマーリオだという。武田氏は「みんなゴールのにおいをかぎつける。似たようなタイプの選手だから」と語り「マラドーナさんも含めて伝説の選手が次々に亡くなって残念。素晴らしいストライカーだった」と振り返った。