日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(63)が5日、オンライン上で取材に応じ、2021年のクラブワールドカップ(W杯)が日本で実施されることになった件について言及した。

 当初は出場枠を32に拡大した上で、中国で開かれる予定だったが、新型コロナウイルス禍の影響で白紙に。国際サッカー連盟(FIFA)は4日に、7クラブが参加する現行通りの形のまま、日本で行うことを明らかにしていた。

 具体的な日程について、田嶋会長は「欧州のカレンダーからすると、12月のクリスマス前の一番近い週末で終わらければいけないのが今までの流れ。一応その方向で考えている」と説明。他の大会と調整しながら検討していく方針を示した。

 また、田嶋会長によると、FIFAのジャンニ・インファンティノ会長(50)が「このクラブW杯は日本が育ててきたので、日本の(JFA創立100周年)にはこの大会を持っていきたい」と話していたという。

 大変喜ばしいことだが、新型コロナウイルスが終息するメドは立っていない。田嶋会長は、観客動員を「できるだけフルでやりたい」と語ったものの、果たしてどうなるか。100周年の記念にふさわしい大会にするためには、乗り越えなければならない壁はいくつもありそうだ。