バルセロナ(スペイン)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(26)が16日のオサスナ戦でハットトリックを決め、クラブ通算得点を371点に伸ばし、歴代最多369点のパウリーノ・アルカンタラの記録を更新した。

 メッシは「人々が望んでいる間はここにとどまるよ。引退するまで、ここにいるつもりだ」と生涯バルセロナを宣言。一方で、舞台裏では2018年まである契約の見直し交渉が難航中。実父でメッシの代理人を務めるホルヘ氏が交渉の打ち切りを示唆し、泥沼化している。

 今回の交渉は、契約年数を変えずに年俸1600万ユーロ(約22億円)などの諸条件を再検討するもの。年俸の大幅なアップが見込まれるが、双方には年間900万ユーロ(約13億円)、5年間で最大4500万ユーロ(約63億円)という大きな隔たりがあり、現在は停滞しているという。メッシはスペインリーグの通算得点が233点。テルモ・サラの最多得点251点にもあと18点に迫るが、次なる記録更新は契約交渉の行方次第となりそうだ。