【スペイン・バルセロナ発】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦の2試合が12日(日本時間13日)に行われ、スペインの名門バルセロナはマンチェスター・シティー(イングランド)に2―1で勝ち、2戦合計4―1で7季連続の8強入りを決めた

 貫禄の勝利だった。敵地での第1戦で2―0の勝利を収めて戻ったカンプノウの舞台。それでもバルサは守るのではなく、攻め抜いた。支配率を高め、マンCのプレスをかいくぐって何度もゴール前でチャンスを演出。その中で勝負を決めたのはメッシだった。

 後半22分、中盤でDFダニエウ・アウベスからパスを受けたMFセスクがメッシにスルーパス。マンCのDFレスコットに当たったものの、背番号10が鋭く反応して左足シュートでゴールネットを揺らした。

 直後の23分にはマンCのFWジェコがエリア内で倒されたが、ノーファウル。この判定に激高したDFサバレタがこの日2度目の警告を受けて退場となった。数的不利のマンCに44分に同点にされたものの、ロスタイムにアウベスが決勝点を奪ってタイムアップ。初戦の貯金をフルに生かした戦い方で準々決勝に駒を進めた。

 22日の国内リーグ・バリャドリード戦でまさかの敗戦を喫し、優勝争いから後退。不振といわれる中でメッシのゴールで勝利したことは、今後の巻き返しに大きな弾みをつけたはずだ。