【Jリーグ順位予想 私の視点:瀬谷】J1各クラブの編成や日程を見る限り、V候補を絞るのは簡単ではない。実力的にはACLに出場する広島、横浜M、川崎、C大阪が上位だが、6月にブラジルW杯が行われる関係から開催時期が前倒しとなり、早めの仕上げを要求された。この微妙な差がシーズン終盤に響くのではないか。優勝はACL組以外から考えることにした。
ズバリ優勝は柏と見ている。神戸やG大阪で得点を量産したFWレアンドロ(29)を補強。MFレアンドロ・ドミンゲス(30)との“ダブル・レアンドロシステム”にFW工藤壮人(23)が絡む攻撃陣は破壊力抜群だ。昨季から不安視された守備でも、ボランチに韓国代表MF韓国栄(ハン・グギョン=24)を獲得した。攻守にバランスの取れたチーム編成となり、シーズンを通して安定感のある戦いができる。
C大阪もFWフォルランの加入でV争いに絡むはず。だが、エースのFW柿谷はブラジルW杯後にも欧州移籍しチームを離れる可能性があり、先行きは不透明だ。
それならばACL組の川崎を上位に取りたい。昨季J1得点王のFW大久保嘉人(31)とMF中村憲剛(33)の連係は磨きがかかり、攻撃力もアップした。J2栃木から獲得した守備的MFパウリーニョ(25)がフィットし、失点が減れば、柏に迫れるだろう。
【Jリーグ順位予想】“Wレアンドロ”が柏をVへと導く
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