スペイン国王杯準決勝第1戦2試合が5日(日本時間6日)に行われ、レアル・マドリードがアトレチコ・マドリードとの「マドリード・ダービー」を3―0で制した。

 また、バルセロナもレアル・ソシエダードに2―0で先勝。決勝戦での「クラシコ」実現の可能性が高まった。レアルは最近公式戦21戦無敗、アトレチコも同23戦無敗と好調同士の対決だったが、前半17分にDFペペのシュートがオウンゴールを誘発してレアルが先制。これで流れをつかんだレアルは攻撃の手を緩めず、試合を決めた。

 2日のリーグ戦(対ビルバオ)でFWクリスチアーノ・ロナウドがレッドカードを受けて退場。その際、抗議のジェスチャーをしたことで3試合出場停止処分が科され、チームのムードは悪かった。だが国王杯は処分適用外の大会のため、29歳の誕生日だったこの日は先発フル出場。勝利に貢献した。一方のバルセロナは前半終了間際にセットプレーからMFブスケツが先制すると、後半にオウンゴールで加点。FWメッシにゴールは生まれなかったが、危なげなく逃げ切った。第2戦は11日(日本時間12日)に行われる。