日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)が、古巣のACミランに入団したMF本田圭佑を“援護射撃”だ。

 休暇を過ごしたイタリアから3日に来日したザック監督は「代表や候補選手は映像でチェックしていたし、移籍の情報も得るようにしていた」と明かしたが、中でも気にかけていたのがエース・本田だ。自身もかつて指揮した名門ミランに鳴り物入りで入団したが、リーグ戦でいまだ無得点。現地メディアの評価も厳しくなりつつある。

 だが、指揮官は「ロシアとイタリアでは異なるし、世界最高峰のリーグに入ってすぐになじむのは容易ではない。今は彼に与えられた課題をしっかりこなすべき」と愛弟子を徹底擁護。そして「ミランで活躍するためには第一にパーソナリティー。それを本田は十分に持っている。判断力、素早いプレーが求められるが彼はそれを持っている」と今後の活躍に太鼓判を押した。

 また「裏への動き、マークを外してゴールに向かう動きが増えている。本来の彼の動きではないが、それは自分がアドバイスしたことだ」と、本田にイタリアで成功する秘訣を直々に伝授したことを告白した。

 エースのクラブでの浮沈が代表にも直結するだけに、指揮官も全面支援の構えだ。